
事業領域
歯科医療の未来を歯科医院と
共に創っていく
価値創造パートナーへ
人のYoshida
いつも真摯に、
“現場”に駆けつけ、“現物”を確かめ、
“現実”を見つめて、
一生懸命に改善する人であること。
人との出会いに感謝し、先人の挑戦と経験を尊敬し、
次世代の人々を想う人であること。
「人のYoshida」が、
ヨシダグループの事業を支える基礎です。
歯科医療機械の開発・製造・保守で、
医療の品質と進化を支える
2026年に創業120周年。歯科用ユニット(治療用の椅子)、CBCT(X線撮影装置)、ハンドピース(歯を削る際に使用する歯科機械)、歯科用レーザー、OCT(光による画像診断装置)など、多岐にわたる歯科機械を開発・製造してきたのがヨシダグループです。日本最古の歯科機械メーカーとして歩んだ歴史の中で培われたノウハウを、高品質な製品提供に活かしつづけ、医療関係者の方々の信頼に応えつづけてきました。
私たちはグループ一丸となって、全国に広がる販売網の整備、主要都市(東京・名古屋・大阪・福岡など)へのサービス拠点拡張、部品の内製化、メンテナンスのしやすさを考慮した歯科機械設計、トレーニングを受けたエンジニアの増員等、一貫したサポートの提供に努めています。問題発生時のダウンタイムを最小化し、歯科医師ひいては患者さんの安心につながるサービスを提供してきました。
歯科医院への経営支援においては、クラウドや診療システムを通じて、医院経営・患者さんデータ管理・技工連携の効率化を推進しています。歯科医院内の情報共有クラウド“G-Share”、円滑な歯科医院運営を支援する“action GATE SYSTEM”などにより、歯科医院の生産性向上と患者さん満足度向上を同時に実現しました。
そして、環境負荷を低減したサステナブルなサプライチェーン構築のために、製品ライフサイクル管理を通じ、歯科機械のモジュール化や中古・リビルド品の流通を促すなど、製造業としての持続可能性に注力しています。

歯科医院とともに、口を起点としたケアと
生活習慣を提案。
生活者の心と体を一生サポート
私たちが歯科医院とともに推進するのは、歯科医院の役割を「治療」から「予防」に広げ、さらにその先をめざす総合口腔ケアです。症状という視点からは、虫歯・歯周病だけでなく、咬耗、歯ぎしり、顎関節症、いびき・睡眠時無呼吸症候群、口腔機能低下(オーラルフレイル)といった全身の健康不全につながるリスクに対し、効果的に予防するソリューションを提案しています。ライフステージや健康状態という視点からも、歯科を中心とした医療関係者による、多様なケアやプログラムの提供を可能にすることで、妊産婦や小児から高齢者・要介護者まで一人ひとりに合わせた生涯のサポートを実現できます。
普段の生活の質を上げる、睡眠・食・スポーツ・エンターテインメント領域も、注力領域です。たとえば、歯科領域で培った技術によって、睡眠時無呼吸症候群にアプローチするマウスピースや、スポーツ選手の競技中マウスガードを開発中です。さらには、歯科医療と栄養学・食育が連携したメニュー開発、エンターテインメント分野と連携した健康コンテンツの開発など、おいしくて楽しい歯科は可能か?というアプローチで新しい歯科医療を実装しています。
生涯にわたる医療とケアの効果をより確実なものにするため、量子コンピューターや先端AI技術による大規模データ解析を組み合わせ、睡眠障害や栄養管理のリスク評価、スポーツにおけるパフォーマンス解析、健康コンテンツの効果測定をより正確に行う手法の開発にも取り組んでいます。また老化と共に低下する身体機能の若返りを目指す研究に参加するなど、バイオテクノロジー視点からも「一生つづく健倖」を探索しています。

社会の変化や非常時に備えて、
医療インフラを保守・整備する
日本の災害リスクは小さなものではありません。非常時こそ、口から健倖を支える歯科医療のトータルソリューショングループの真価が問われます。どんな時にも歯科医療が停止しないよう、歯科機械の緊急対応マニュアルやバックアップ体制を強化してきました。歯科機械メンテナンスやリペア対応も含め、有事の際に歯科医院・生活者を迅速に支援できる環境をグループとして整備しています。
変化する日本社会において、歯科医療が果たす役割は重要です。災害などの非常時はもちろん、人口変化による医療の地域格差問題に対応するために、医療機関自体が移動するという発想で「オフグリッド型医療室」の開発に参加し、歯科・医科など多職種連携の拠点創造に取り組んできました。高齢化した社会で「一生つづく健倖を、口から。」を実現するためには、介護施設や在宅ケアと連携しながら、誤嚥性肺炎予防やオーラルフレイル対策など、地域包括ケアの一翼を担っていくことが必要です。歯科医療で培った「健康長寿における口腔ケアの重要性」を日本社会に広げることも私たちの使命です。

未来に向かって
歯科医療機械の進化、一生のケアと生活習慣提案、備えとしての医療インフラという3つの領域で歯科医療の世界から価値を提案するために。私たちは、医療関係者の皆様と力を結集し、グループ各社の多様な強みを結合することに加え、“Y-Alliance”と称して仕入れ先はもちろん異なる領域の企業やスタートアップと協働する多業種連携、そしてアカデミアや研究機関とナレッジを融合させる知識創造によって、歯科医療の未来を歯科医院と共に創っていく価値創造パートナーとして、社会に貢献していきます。
